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なぜ「文学フリマ」に人は集まるのか(ほんのひとこと)
みなさんは文学フリマをご存じだろうか。「出版不況」や「活字離れ」といった言葉は幻想ではないかと感じるほどの動員数と熱量を持つイベントである。「作り手が『自らが〈文学〉と信じるもの』を自らの手で販売する、文学作品展示即売会」と 公式サイト...
2024年12月24日読了時間: 4分
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「読書の秋」におもうこと(ほんのひとこと)
10月になっても、まだ最高気温が25度以上の日がしばしばであった。「読書の秋」なるものは、もうなくなってしまうのだろうか。早いもので今年もあと2ヶ月。 書店振興策のパブリックコメントを国が行うということであるが、国などには頼らないほうがいいと思う。何かと口を挟む口実を与え...
2024年12月24日読了時間: 4分
閲覧数:37回
たいへん貴重な「台湾出版事情」駆け足レポート(ほんのひとこと)
2023年1月、『台湾および落語の!』(彩流社)を刊行した作家・真木由紹氏が自らの売り込みで台湾語訳の出版に漕ぎつけた。その際、現地で取材した出版事情を寄稿してもらった。 * * * ①台湾での翻訳出版の経緯 新人賞に応募することよりも末に台湾で出版されることをイメージし...
2024年12月24日読了時間: 5分
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インターネット上の違法・有害情報の対処に関する法改正(ほんのひとこと)
既にご存知の方も多いかと思われるが、インターネット上での違法・有害情報(名誉棄損やプライバシー侵害、差別や偏見などの誹謗中傷、著作権や肖像権の侵害など)の対処についての法改正がなされ一年以内に施行される。この改正法の概要と課題などについて考えてみたい。...
2024年12月10日読了時間: 3分
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利用者目線でみる 国立国会図書館デジタルコレクション(ほんのひとこと)
●編集実務で使ってみる 過去に2回「ほんのひとこと」で国会図書館(NDL)の電子化や、電子化をめぐる状況について書かせてもらいました。(「著作権法改正は民業を圧迫するか?」「日本研究市場はこのまま縮小するか?~ボストン出張日記~」):今回も近いテーマで、利用者として、編集実...
2024年7月31日読了時間: 5分
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いまだに「?」の毎日(ほんのひとこと)
はじめまして。合同出版の野木と申します。「ほんのひとこと」にはじめて執筆しますので、拙い文章でたいへん恐縮ですが、自分のことを少し紹介してみたいと思います。 すでに創業者も亡くなり、廃業してしまったある零細版元に入社したのは34年前。はじめは編集者になろうと意気込んで出版社...
2024年6月26日読了時間: 4分
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うまくライムが踏めるかな? 「同業」が「協業」(ほんのひとこと)
最近、いわゆるM&Aを行っている会社からの案内が度々、時には自宅にまでやってくる。メール、DMやFAXそして電話とそのアプローチの方法は様々だが、その誘い文句はだいたい「他業種の大手企業が、御社との協業に興味があり、まずは話を聞いてほしい」というような内容だ。...
2024年6月26日読了時間: 3分
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本の入ったダンボールは重い(ほんのひとこと)
最初の本を刊行してから、35年になる。編集、制作、販売という仕事そのものに変わりはないが、あり方は、まったく変わってしまった。 著者、訳者からいただく原稿は、いつの頃からか、手書き原稿はなくなり、ワープロによるテキスト原稿になった。それも、最初は5インチのフロッピーディスク...
2024年6月26日読了時間: 5分
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書店に人を集めるには(ほんのひとこと)
書店員さんに会う機会があると「出版社にどんなことを望みますか?」と聞くようにしている。かつては本の内容に関するご要望を頂いた。例えば「返品の多い本は作らないで欲しい」、つまり「売れる本を出して欲しい」という声が多かったように思う。最近は店頭施策のこと、販促用の什器やPOPに...
2024年6月26日読了時間: 4分
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怒りを持続して(ほんのひとこと)
2024年の年明けを祝う人々を襲った能登半島地震。被災された方たちには心からお見舞申し上げます。 多くの書店も被災したことが報じられている。本や雑誌と読者の接点として大切な存在である地域の書店は、それでなくとも厳しい環境に置かれている。その被災には心が痛む。応援することしか...
2024年6月26日読了時間: 3分
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印刷会社営業担当者に訊く! 2024年出版業界の展望(ほんのひとこと)
新型コロナウイルス禍はほんとうに落ち着いたのか。ロシア・ウクライナ戦争、ガザにおけるイスラエル軍とハマスの紛争、地球規模で展開する諸々の「戦い」……それらに起因するエネルギー、原資材等の価格高騰、そして追い討ちをかける円安、さらには配送業者の「2024年問題」。単に商品価格...
2024年6月26日読了時間: 4分
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差別されない権利(ほんのひとこと)
今年の6月に東京高等裁判所民事部において「差別されない権利」に基づく判決が下された。この判決は画期的なことと言っても言い過ぎではなく、裁判史上初めてのことのようである。全国紙などでも報道がされたので既にご存知の方もいるであろうがあらためて概要を説明させていただく。...
2024年6月26日読了時間: 3分
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インボイス制度が導入された(ほんのひとこと)
インボイス導入直前の23年9月22日に、早くも犠牲者の投書が新聞に掲載された。予想はしていたが、公表された事例のこれが第1号かもしれない。 51歳で個人事業主を始めて10年ほど、フリーランスで店舗をめぐって販促営業をしている女性。「免税事業者のままで(契約を)続けるか、課税...
2024年6月26日読了時間: 4分
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ちょっと立ち止まってみては?(ほんのひとこと)
最近道を歩いていると、前を行く人が、夜でもないのに軽く酔っ払って千鳥足といったように、少しずつ左右に揺れながら歩いていくのを見かける。 歩く速度は速いとはいえないので、抜こうと思いこちらが右へ一歩踏み出すと前の人は半歩右に。それではと思い左一歩踏み出そうとすると半歩左に。...
2023年9月13日読了時間: 4分
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国立国会図書館デジタル化資料の「送信候補リスト」公表の遅れ(ほんのひとこと)
7月末日、国立国会図書館のサイトを朝から何度も見ていた。とくに、同サイト内の「関係者の方へ」というところを注目していた。文献検索以外ではめったにしないことである。何を見ようとしていたかというと、国立国会図書館が発表する同館デジタル化資料の「送信候補リスト」である。例年7月末...
2023年8月13日読了時間: 8分
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耳で聴く出版営業列伝「公開書店営業 in スペース」(ほんのひとこと)
「営業さんの話って面白いよね。僕だけが聞いているのはもったいない。あの熱量を一般の人にも届けられないかな」。千駄木往来堂書店の笈入(おいり)店長のこの一言からインターネット上のラジオを始めました。「公開書店営業 in スペース」という番組です。笈入さんが聴き手役となって、...
2023年7月12日読了時間: 4分
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日本研究市場はこのまま縮小するか?~ボストン出張日記~(ほんのひとこと)
「神保町のんしゃら日記」なる変なタイトルの日記連載を、『歌誌月光』(福島泰樹主催「月光の会」の結社誌、隔月刊行)に執筆しています。5月に発行した78号では「あめりか漫遊編」として、今年3月のアメリカ出張記録を書きました。本稿はその改題&縮約版です。 *****...
2023年6月27日読了時間: 5分
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レガシーこもごも(ほんのひとこと)
コロナが第5類に引き下げられたため、感染者数などの発表もなくなったようだ。8日には、東京ではまだ1000人以上の感染者が出ている。本当に収束に向かっているのだろうか。周囲に感染者もでている。まだ、とてもおさまったとは言えないのではないか。にもかかわらず、とにかく終息したかの...
2023年5月22日読了時間: 5分
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重ねてインボイス制の中止・廃止を求める(ほんのひとこと)
消費税インボイス制は、広く理解されたとはとても思えない状況の中、10月から実施とされている。 取次各社から版元には「適格請求書発行事業者登録番号連絡票」が送られてきている。「課税事業者」か「免税事業者」か、「適格請求書発行事業者登録番号」は何番か、未取得なら取得予定の有無お...
2023年5月2日読了時間: 3分
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ようこそ、新人さん!―これからの「出版」について思うことあるいは普請中(ほんのひとこと)
2023年になって早くも2カ月が過ぎた。寒波到来のため春は名のみの風の寒さや……。出版界はあいもかわらず寒波が居座り続けている……ような気もする。 先般、出版科学研究所が2022年の出版市場(推定販売額)を発表した。2022年の「紙+電子出版」市場は、1兆6305億円で前年...
2023年3月22日読了時間: 4分
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